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CDC ROADM導入がWSS市場に追い風

May, 9, 2014, Boston--Infonetics Researchは「ROADMコンポーネント」調査レポートを発表した。ここでは、再設定可能光挿抜多重装置(ROADM)光ネットワーク装置市場と、それに用いる波長選択スイッチ(WSS)コンポーネントを調査している。
同社の光市場担当主席アナリスト、Andrew Schmitt氏は、「今年、カラーレス、ディレクションレス、コンテンションレス(CDC) ROADMsの導入が始まっている。シエナのような主要サプライヤが生産に向かって動いており、ベライゾンを含むキャリアが導入しようとしている。これが、WSSコンポーネント分野が切望していた追い風になる」と分析している。
主な調査結果
・世界全体で、ROADM WSSコンポーネントの販売総額は2013年下期(2H13)は、上期(1H13)比で4%増、1億1100万ドルだった。ただし、2H12比では7%減。
・2013年通年では、世界全体のROADM WSSコンポーネントの販売額は2012年比8%減となった。これは数量の伸びが緩慢であることと併せて、価格が継続的に下落していることが原因。
・2014年、Infonetics ResearchはWDMコンポーネントの出荷数量、売上のいずれも伸びると予測している。
・一方、WDM ROADMベースの光装置(コンポーネントを除く)の世界での販売額は2013年に2012年比で11%増、45億ドルだった。
・Infonetics Researchの予測では、WDM ROADMベースの光装置は、光伝送装置ビジネスで最速の成長セグメントであり、2013-2018年の予測期間でCAGR 13%で成長する。
・WDM ROADM装置市場をコントロールする単独のベンダは存在せず、団子状態になっている。