September, 24, 2019, 東京--古河電工は、次世代の超小型狭線幅ITLA(Nano ITLA)の開発に成功した。製品は、大幅な小型化、低消費電力化に対応し、且つ、超高速光通信に用いられる、多値変調(~64QAM)の光デジタルコヒーレント伝送に要求される狭線幅の特性を有している。
今回の開発は、5G時代の急激なトラフィック増大の予想に対応して世界的に開発が進む600Gbps超の光デジタルコヒーレント伝送を支えるキーデバイスとして、次世代光ファイバ通信システムの高速・大容量化に大きく貢献するものと期待される。
開発製品については、2020年Q1のサンプル供給を計画している。また、2019年9月22日よりアイルランド・ダブリンで開催される世界最大級の光技術関連国際会議(ECOC 2019)にて展示される。
新開発のNano ITLAは、従来比約50%減の25mmx15.6mmx6.7mmのサイズを実現し、QSFP-DD、OSFP等に内蔵可能な大幅な小型化を実現した。また、狭線幅、低消費電力を共に達成すべく、新規のレーザ技術を採用している。コマンドインターフェースはOIFで標準化されている規格に対応しており、光通信機器へ容易に導入可能。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)