August, 5, 2019, 大阪--摂南大学理工学部機械工学科流体システム工学研究室とセントラルテクノ株式会社は紫外線によって蛍光し、流体に混ぜて流れを可視化する紫外線励起蛍光マーカー「Lumisis Marker」<特許出願中>を共同開発した。
開発品は紫外線レーザなどの1つの光源で照射すると粒子が異なる色に蛍光することが特長で、粒子を丸くすることで流れに沿った精密な計測が可能となる。また、不可視光の紫外線で光るため従来の粒子追跡法に比べてハレーションを生じることが少なく、より詳細な粒子の流れを可視化することができる。このほか、1つの光源で赤、青、緑の光の3原色に蛍光する開発製品の特長を生かし、異なる流体の混ざり合う過程を可視化することができ、また、成分の調合により必要に応じたさまざまな色に蛍光する粒子を利用できるというメリットを持ち合わせている。「見たいものだけが可視化される」という新たな粒子追跡法を見いだした技術の開発により、今後はこれまで困難であったさまざまな条件での流れの可視化が可能になると期待される。
(詳細は、http://www.setsunan.ac.jp/)