July, 5, 2019, 東京--NICTサイバーセキュリティ研究所と首都大学東京の研究グループは共同で、量子コンピュータを使用しても解読が困難な”多変数公開鍵暗号”の安全性の根拠とされている連立二次多変数代数方程式を解くコンテスト(Fukuoka MQ Challenge プロジェクト)において、Type II及びIIIに分類される方程式について、まだ誰にも解かれていない37という多くの変数の方程式を、世界で初めて解くことに成功した。
多変数公開鍵暗号は効率的な暗号処理方法を持つことから、実用的な耐量子計算機暗号として期待されている。今回の成果は、多変数公開鍵暗号を安全に運用するために必要な変数の個数の算出に利用される。
(詳細は、https://www.nict.go.jp)