June, 25, 2019, Berlin--Ferdinand-Braun-Institut, Leibniz-Institut für Höchstfrequenztechnik(FBH)は、ミュンヘンで開催されているフォトニクスのレーザワールド(Laser World of Photonics)で、現在開発中のチップとモジュール、デモンストレーションなど幅広い展示を行う。
LiDARデモ
“Research Fab Microelectronics Germany”の一環として、FBHは、パルス幅と強度を柔軟に調整できるパルスレーザ光源のライブデモを行う。来場者は、タブレットを使って望みのパラメータに変えたり、リアルタイムでスクリーンの結果をモニタすることができる。PLS flexにより、FBHは、200ps~20nsの範囲のパルスを供給するレーザ光源を提供する。システムは、様々な波長(630-1180nm)、パワー範囲のダイオードレーザが搭載可能である。レーザダイオードは、905nmで波長安定化されており、環境温度85℃までで最大出力は100W。これは、LiDARシステムでの利用に適している。
ラマン分光計測向けSERDSターンキーシステム
ラマン計測用のコンパクトなターンキーレーザシステムは、モノリシックYデュアル波長ダイオードレーザを搭載している。これは、わずかに異なる2波長の光を交互に出力する。このシステムは、Shifted Excitation Raman Difference Spectroscopy(SERDS)を利用して高速計測を可能にする。両波長のスペクトル差は、波長を決めているDBRグレーティング上のマイクロヒータで調整可能。システムを、適切なパワー供給、分光計、データ取得とソフトウエアインタフェースで補完するなら、システムはオンサイト計測できる。社内開発された、ポータブルシステムはすでに食品、土壌、植物、人の皮膚の計測に首尾良く使用されている。