フォトニクス市場､2023年までに7804億ドル

June, 24, 2019, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート｢フォトニクス市場､製品タイプ(LEDとレーザ､ディテクタ､センサ&イメージングデバイス)､アプリケーション(ICTと生産技術)､最終利用産業(医療､放送&通信､コンシューマー&ビジネスオートメーション)､2023年までのグローバル予測｣によると､市場は2017年に5200億ドル､予測期間にCAGR 7.0%で成長し､2023年には7804億ドルに達する見込である｡
　この市場成長は､デイスプレイ､情報&通信技術､フォトボルテイック(PV)､医療技術&ライフサイエンス､計測&自動化ビジョン､照明および生産技術の需要増が牽引している｡デジタル化によって技術的に進んだ製品に対する需要の増加､スマートインフラストラクチャの発展およびスマート製造の採用が市場成長を後押ししている｡

メディア､放送と通信最終利用産業分野が､2018-2023年､フォトニック市場をリードすると予測されている｡
　最終利用産業では､メディア､放送&通信セグメントが､2016年にはフォトニクス市場の最大シェアだった｡このトレンドは､予測期間に継続すると見られている｡フォトニクスは､この最終利用産業セグメントでは､通信､データ蓄積､データ共有目的に使用される｡フォトニクス製品の利用により､インターネット速度は大幅に高速化し､音声通話品質が向上する｡デジタル化の進行は､このセグメントにおけるフォトニクス成長の重要な原動力である｡

フォトニクス市場のレーザ､ディテクタ､センサ､イメージングデバイス製品タイプセグメントは､2018-2023年に最高CAGRで成長する見込である｡
　製品タイプベースでは､レーザ､ディテクタ､センサおよびイメージングデバイスセグメントが､予測期間に最高CAGRで成長する｡予測される高成長は､これらの製品によってもたらされる高感度､精密計測､高品質イメージングによるものである｡スマートマニュファクチャリング技術の採用が､このセグメントにおける製品を牽引する重要要素である｡

APACフォトニクス市場が､2018-2023に最高CAGRで成長すると予測されている｡
　APAC地域は､世界のフォトニクスで最速成長市場と予測されている｡ディスプレイ､照明､情報&通信技術などのアプリケーション分野でフォトニクス製品の採用が増加しているためである｡さらに､製造領域のデジタル化やプロセス改善への政府の支出増もこの地域でフォトニクス市場成長を後押しすると予測されている｡
(詳細は、https://www.marketsandmarkets.com/)