北米マシンビジョン市場､2018年に約10%成長

April, 8, 2019, Ann Arbor--ロボットや他の機械にビジョンインテリジェンスを提供する、マシンビジョンとシステムの北米販売は、2018年に28億7400万ドル、前年比9.2％増、市場で新記録を達成した。AIAの統計によると、アプリケーションに特化したマシンビジョン(ASMV)システムの販売が、2018年は19億9800万ドルで成長を牽引｡2017年比で7.8%増となる｡これに続くのがスマートカメラで､14.2%増､4億6600万ドルだった｡
　マシンビジョンコンポーネント市場も2018年に新記録を達成し､総販売額4億100万ドル､11.7%の成長だった｡この増加は､主にコンポーネントカメラ販売によるもので､16.2%増､2億1900万ドルだった｡これに続いてソフトウエア(8.9%増､2100万ドル)､オプティクス(8.8%増､4400万ドル)､照明(7.9%増､7700万ドル)､イメージングボード(1.5%増､4000万ドル)となっている｡
　｢ビジョン技術は､ますますスマートに､小型になってきている｡AI駆動ビンピッキング､自律走行車､先進的検査技術など新しい自動化アプリケーション関連で複雑化する課題に対処するためである｡カメラから照明､ソフトウエアまで､あらゆるもののビジョンコンポーネントは､シームレスに協働して､ロボットや他のスマートマシーンが仕事をするのに必要な視覚インテリジェンスを提供しなければならない｡このデータ収集をより簡素に､より直観的にするために数ヶ月､数年先行して､どんな新しいイノベーションが生まれているかを見ると胸が躍る思いである｣とA3のAIAおよびビジネススインテリジェンスVP､Alex Shikanyは､話している｡
　AIAの最新の業界専門技術者調査によると､80%の回答者がマシンビジョンコンポーネント販売は､次の半年は横ばいか､低下すると見ている｡同様に､62%は､マシンビジョンシステム市場は､次の2四半期に頭打ちになるか､下降すると考えている｡Shikanyによると､予測されたこの低迷は､｢2018年最後の四半期に見られた製造分野の極めて小さな軟化によるものである｡つまり､PMIが低い50sに下がり、半導体市場が下降していることを示している｣｡その結果も専門家の考えを繁栄している｡つまり､この市場は､6年連続で拡大したので､成長の正常化に向かっている｡