February, 27, 2019, 仙台--東北大学学際科学フロンティア研究所の金田文寛助教、電気通信研究所の枝松圭一教授、電気通信大学の清水亮介准教授らのグループは、特殊な加工を施した結晶にレーザ光を通すだけで異なる2つの光子がもつ周波数(色)の間に「量子もつれ」を発生させることに成功した。
従来の方法とは異なり、今回の成果は簡便かつ低損失な色の量子もつれ発生方法であり、さらに多色の量子もつれ光子発生へと拡張可能な技術であるため、今後光子の周波数を用いた大容量量子情報技術の実現に重要な役割を果たすことが期待される。
研究成果はOptics Express誌に1月16日に掲載され、「Editor’s pick」として論文誌から高い評価を受けている。
(詳細は、http://www.tohoku.ac.jp/)