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古河電工、光ファイバ融着接続機「S185シリーズ」を販売開始

February, 13, 2019, 東京--古河電気工業(古河電工)は、新たに開発した光ファイバ融着接続機「S185シリーズ」の販売を開始した。
 S185シリーズは、偏波保持型光ファイバや大口径光ファイバ等、光部品やファイバレーザの製造において必要とされる特殊機能を搭載した高性能融着接続機。

同社は、新製品投入に関連する光通信、加工市場状況について次のように説明している。

近年、光通信の高速容量化に伴い、偏波保持ファイバを始めとする特殊な光ファイバの需要が増加している。また、加工分野においては、光ファイバレーザの普及が進んでおり、大口径光ファイバの需要も増加している。これらの特殊光ファイバの接続においては、専用の機能を搭載した高性能融着接続機が必要となる。
 従来の高性能融着接続機は、多様な光ファイバの接続機能を一台に搭載した多機能機が主流だった。これらは研究開発用途に適した製品である一方、生産効率が要求される製造用途としては、顧客の要望に十分に応えられていなかった。

 新製品「S185シリーズ」は、“製造用途に最適な融着接続機”を製品コンセプトとして、搭載する機能を製造現場に最適でかつ必要十分なものに限定した。これにより、大幅な小型化を実現するとともに、コストパフォーマンスも改善することができた。また、新規開発した高精度光ファイバ調心機構を採用し、光ファイバ接続において最も重要とされる低接続損失を実現した。
 新製品「S185シリーズ」は、光部品・光通信機器製造用の高強度光ファイバ接続機「S185HS」、および、偏波保持光ファイバ接続機「S185PM」、光ファイバレーザの製造・保守用途の大口径光ファイバ接続機「S185LDF」をラインナップする。さらに、大口径偏波保持光ファイバにも対応した「S185PMLDF」も製品化を予定している。

(詳細は、https://www.furukawa.co.jp/)