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アルタデバイセズ、29.1%ソーラ効率記録、NASAが採用

January, 16, 2019, Sunnyvale--NASAは、アルタデバイセズ(Alta Devices)ソーラ技術を国際宇宙ステーションでテストし、今後のNASA低地球軌道ミッションのためにアルタの技術を評価する。ミッションには、CubeSatsへの電力供給も含まれる。
 Alta Devicesは、同社のシングルジャンクションソーラセルで29.1%の新たな効率記録を先頃発表した。これは、Fraunhofer ISE CalLabが認定しており、アルタデバイセズがこの記録達成は、2010年から7回連続である。この成果は、アルタデバイセズが達成した13回目のセルつまりモジュールソーラ効率世界記録。
 同社CEO、Jian Dingは、「アルタの記録的な性能に対するNASAの関心は、当社の技術が、宇宙、高高度および地上における自律システムが持ちこたえられる最も厳しい環境に耐えることを実証している。当社の継続的なイノベーションへの取り組みにより、アルタは、先進的、軽量、フレキシブル、高効率ソーラセルの製造で業界のリーダーにとどまっている」とコメントしている」とコメントしている。

NASAとアルタデバイセズのエンジニアの長年にわたるコラボレーションを受けてNASA Marshall Space Flight Center (MSFC)は、11月NG CRS-10ミッションオンボードで打ち上げられたMISSE-X (Materials International Space Station Experiment)飛行調査参加にアルタを選定した。このテストの目標は、将来のNASAミッションを支援する新しいソーラセルとパッケージ技術を評価することである。NASAミッションでは、高効率、高実装密度、極低質量のソーラセルを必要としている。
 アルタデバイセズのエンジニアは、NASA MSFC研究者およびベンダと協力して、画期的なパッケージング材料の9ソーラセルアレイを開発した。セルは、2018年上半期に、製造され、テストのためにNASAに納入された。MISSEサンプルキャリアへの組込は、ヒューストンのAlphaspaceファシリティで行われ、実験のために、11月17日にNG-10 Antaresロケットで国際宇宙ステーションに送られた。そのソーラセルは、数週でステーションの天頂向きにインストールされる。
 1年の露光後、ソーラセルは、評価のためにNASAとアルタデバイセズに戻される。NASAとアルタデバイスは、ソーラセルが軌道上露光によってどのように影響されるかをシミュレートする科学的モデルを開発しており、最終サンプル評価によりチームは、モジュールの微調整を行い、将来の長期間ミッションでは、ソーラセルとパッケージ性能に関係する予測の精度を改善する。

ソーラセル効率記録
アルタデバイセズは、2018年11月2同社のシングルジャンクション、砒化ソーラセルをFraunhofer ISE CalLabに提供した。同研究所は、太陽エネルギー試験研究所であり、世界一級再生可能エネルギー研究機関の一つ。これらのセルは、Fraunhofer ISE CalLabによって、効率29.1%が認定された。
 GaAsはいくつか独自の特性を持つ。高効率、優れたUVおよび放射線耐性、柔軟性、軽量。アルタデバイセズは、GaAsへの取り組みを選択した。内在的効率優位性、高温および微光で電気を生成できるためである。この最新の記録的変換効率で、アルタのGaAsソーラ技術は、小型サテライト、無人航空機(UAVs)、自律走行車など、自律的電力を必要とする製品への電力供給に適している。
 さらに、GaAsは、一般的に製造コストが高い。しかし、アルタは、非常に薄いGaAs層を造る製造技術を開発した。アルタのセルは、約1µm厚である。最高エネルギー密度が可能な極薄層材料を用いることで、必要とされる材料の量は少なくてすむ。したがって、潜在的システムコストは、飛躍的に下げられる。
 同社は、先頃、Gen4 AnyLightソーラ技術を発表した。このGen4技術は、前世代技術に対してパワー対重量比で160%改善されている。
(詳細は、https://www.altadevices.com)