2017年屋外FSO市場､距離500m以下が71%

November, 6, 2018, Aptos--ElectroniCast Consultantsは､軍/航空宇宙固定設置アプリケーションフリースペースオプティクス(FSO)屋外利用をカバーする10年(2017-2027)グローバル市場予測と分析を発表した｡
　同調査によると、固定商用アプリケーションで使用される屋外FSO送信と受信リンクデバイスは､2017年に推定､5297万ドルに達した｡
　商用FSO伝送システムで使用される送受ペアでは､欧州､中東､アフリカ地域(EMEA)が、次の数年は引き続き市場をリードする｡ヨーロッパの都心部は一般に､光ファイバケーブル敷設を含め､有線が困難｡したがって､FSOや他のワイヤレスソリューションの消費が促進される｡
　アメリカ地域におけるFSO消費増は､米国とカナダにおける継続的なアップグレードとネットワークファシリティだけでなく､一部はラテンアメリカ主要都市の経済成長加速によるものである｡
　FSO通信リンクは､鉄道/地下鉄線路､トネル､空港ターミナル､駐車場/構造物､あるいは他の主要な障害のない敷設権に沿って導入される｡ビル屋上の戸外(ビル間､キャンパス)､外壁､塔､室内(窓の外に向け)､あるいはこれらの組合せとなる｡とは言え､2点間(P2P)リンクを成功させるには､直線見通し線や適切な距離が必要になる｡
　APAC地域は､市場機会が急拡大しており､ElectroniCastの予測では､APAC地域は予測期間の前半(2017-2022)は最速成長となる｡
　500メートル以下の性能のリンク装置で使用されるFSO送信器と受信器が昨年は、相対市場シェアで優位を占め､世界消費額は3785万ドル､71%をわずかに上回った｡