October, 2, 2018, Portland--アライドマーケットリサーチ(Allied Market Research)が発表したレポート「光ファイバ世界市場、モード、タイプ、産業毎、2018-2025予測」によると、光ファイバ世界市場は、2017年に34億7700万ドル、2018-2025にCAGR 11.6%成長で、2025年には81億5300万ドルに達する見込である。
高速、改善されたネットワーキングとネットワークサービスの必要性増大、5Gの広範な導入、FTTH接続へのファイバ需要増、IoTの出現などが主に市場の成長に貢献する。しかし、ワイヤレス通信システムの高い導入コストと拡大が世界の光ファイバ市場の成長の制限要因となる。
モードでは、シングルモードセグメント(SMF)が2017年の世界光ファイバ市場で優位を占め、このトレンドは予測期間中も続くと見られている。インターネット速度とトラフィックが継続して増加するからである。これは、帯域需要増に帰着する。さらに、MMFセグメントは、予測期間で最高CAGR成長が見込まれている。MMFがコスト効果よく導入される企業LANが急成長するためである。
世界の光ファイバ市場は、2017年通信& ITセグメントが牽引していた、予測期間においてもその優位性は継続すると見なされている。とは言え、ヘルスケアセグメントの成長が最高となる見込である。これは、患者モニタリング、診断、処置を可能にする先進的バイオメディカル機器で光ファイバの採用が増加するからである。
光ファイバ市場調査の要点
・モードでは、MMFセグメントが、予測期間を通じて世界市場で大きく成長する見込である。
・2017年、プラスチック光ファイバ(POF)セグメントが、エンドユーザカテゴリで最高収益を占めた。
・業界では、テレコム&ITセグメントが、2017年、最高収益を記録した。
・地域では、北米が、予測期間で大きく成長する見込である。