September, 18, 2018, Maharashtra--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)は、レポート「3Dプリンティング金属市場、形態(粉末とフィラメント)、タイプ(チタン、ニッケル、ステンレススチール、アルミニウム)、最終利用産業(航空宇宙&防衛、自動車、医療&歯科)、地域別2023年までのグローバル予測」を発表した。
グローバル3Dプリンティング金属市場は、2018年に5億9040万ドル、2018-2023年にCAGR 28.8%成長で、2023年には20億8970万ドルに達する見込である。技術的進歩、能力拡大、新製品の開発、粉末ベース選択的レーザ焼結(SLS)の重要特許の有効期限満了が、3Dプリンティング金属の需要全体に影響する要素である。
タイプ別では、チタンセグメントが予測期間で最大シェア
金属3Dプリンティングは、主要地域で航空宇宙&防衛産業に広く採用されている。チタンとその合金は、エンジンコンポーネント製造など、航空宇宙工学アプリケーションで主に使われている。高い強度、軽量、優れた腐食耐性のためである。また、生体適合性により、生体医用アプリケーションでも使われている。整形外科や歯科インプラント、人工膝、人工股関節置換手術などである。チタン金属は、他の材料よりも高強度であり、重要なアプリケーションの金属3Dプリンティングに好まれる。
航空宇宙&防衛が最速成長エンドユース産業セグメント
航空宇宙&防衛分野で消費される3Dプリンティング金属は、全3Dプリンティング金属エンドユーザ市場の1/3以上を構成する。この高い消費は、航空機製造企業とエンジンコンポーネントメーカーからの3Dプリンティング金属の膨大な需要によるものである。高い精密、精度により、大きなプリントボックスを持つ金属3Dプリンティングは、15kg程度の大型航空機コンポーネントプリントに使用されている。ツーリングやプロトタイピング用の新しい材料の利用、義肢や歯科インプラント需要、新製品開発への巨額投資が、自動車、医療&歯科、他の産業分野における3Dプリンティング金属市場の成長に大きく貢献する。
北米が3Dプリンティング金属市場の最大シェア
北米は、3Dプリンティング金属の主要地域市場と見なされている。ほとんどの研究活動、新製品開発がこの地域で行われているので、北米は、他の地域と比べて、最も支配的な3Dプリンティング金属市場となる。しかし、APACにおける3Dプリンティング金属市場は、予測期間では最高CAGRが見込まれている。それに続くのが北米とヨーロッパである。