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LG Innotek、「赤外線画像IRカメラモジュール」事業促進

August, 31, 2018, Seoul--LG Innotekは、熱画像赤外線カメラモジュール事業促進を発表した。同社は、ベンチャー企業と、互いに利益をもたらす提携により早期の事業基盤構築を計画している。また、これは世界トップのスマートフォンカメラモジュールビジネスの専門技術を通じた提携である。
 熱画像カメラは、対象物から放出される波長8~14µmの遠赤外エネルギーを検知し、それを画像として表示する。照明や天候にかかわらず対象の形状と位置を捉えることができるので、有用であるが、現状は高価であり、主に軍や産業の安全性など特殊分野で用いられている。
 LG Innotekは、熱画像カメラモジュールを市場に投入する意向である。その熱感知と画像処理性能および価格競争力は、画期的な技術により大幅に強化されている。同社は、来年下期に初のオリジナル製品を発表する。
 LG Innotekは、熱画像カメラモジュール開発のために、センサからモジュールデザイン、製造工程までコア技術の社内開発を加速させる。
 特に、同社は熱画像センサ技術を保護するために国内のベンチャー企業と提携する。先頃、同社はTruwin社と次世代熱画像センサの共同開発を開始した。
 Truwinは、赤外線(IR)センサ技術を専門とするセンサメーカー。特に、Truwinは同社の高速蒸着および材料加工技術で高い評価を得ている。これらの技術はイメージセンサ製造に重要である。
 熱画像カメラモジュールが家庭用機器に使用されると、ユーザの位置や体温を考慮するカスタマイズ機能の実装が可能になる。空調の場合、冷却パワーは、人の体温に応じて調整され、冷気はその人に最適化される。集中冷却位置は、非やペット位置に応じて自動的に調整可能である。
 また、熱画像カメラモジュールは自動車のADAS、自動運転システムにも適用可能であり、運転の安全性を改善する。熱画像カメラモジュールは、たとえ夜でも、動物や人に迅速かつ正確に反応するので、これが可能になる。製品がドローンに使用されると、夜間の救助活動をより効率的にできる。
 Yole Développementによると、世界の熱画像カメラ市場は、2018年に33億2500万ドル、2022年には43億8500万ドルに成長する見込である。
(詳細は、www.lginnotek.com)