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VCSEL市場、2023年に38億9000万ドル

August, 6, 2018, Maharashtra--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は、「VCSEL市場、材料(GaAs、InP、GaN)、タイプ(シングルモードとマルチモード)、アプリケーション(データ通信、センシング、IR照射、ポンピング、など)、エンドユーザー、地域ごとの2023年までのグローバル予測」を発表した。
 VCSEL市場は、2018年に17億8000万ドル、2023年までCAGR 16.9%で成長し、2023年には38億9000万ドルに達する見込である。市場成長の主な原動力は、近接センシングや医療アプリケーションにおけるVCSEL需要増大、データ通信向けVCSEL利用の増加、IR照射向けVCSEL利用の増加、自動車エレクトロクスの進歩にともなうVCSEL需要急増などである。

シングルモードVCSEL市場が最高CAGRで成長
 マルチモードVCSELは、2017年、タイプ毎では最大市場シェアを取っていた。予測期間では、シングルモードVCSEL市場の方が、高いCAGRで成長する見込である。この成長は、多くのセンシングアプリケーション、特にコンシューマーエレクトロニクス業界でシングルモードVCSELがソリューションを提供できるためである。

2017年、データ通信がVCSEL最大市場シェア
 2017年、アプリケーションではデータ通信がVCSEL市場の最大シェアだった。VCSELベースのデバイスは、まず短距離データ通信とセンシングアプリケーション向けに開発された。これは、低い製造コスト、高信頼によるものである。世界中でデータセンタの数が増えていること、短距離通信でVCSEL技術が優れていることことが、データ通信アプリケーションでVCSEL技術の採用が増加している主因である。

アメリカがVCSELの主要消費地域
 2017年、VCSEL市場全体でアメリカ地域が過半のシェアだった。アメリカ地域は、VCSELの最大市場である。Facebook (US), Google (US), Apple (US), and Amazon (US)などの巨大技術系企業からのデバイス需要によるものである。さらに、クラウドインフラストラクチャ利用ビジネス重視増大が、アメリカ地域におけるVCSELベースのトランシーバ需要増に貢献している。アメリカ地域は、新技術の採用では常に最前線にある。例えば、ジェスチャ認識、自動運転車両、ADASなど。これも市場成長を後押しすると見られている。