July, 23, 2018, Wellesley--BCCリサーチ(BCC Research)のレポート「コグニティブコンピューティング: アプリケーションとグローバル市場」によると、データマイニング、機械学習、自然言語処理が従来の分析論に取って代わり、強力なコンピューティング新時代の原動力となっている。市場は、2022年までCAGR 32.1%で成長し、241億ドルに達する見込である。
調査結果のハイライト
・北米が市場をリードしており、40%のシェア。これに続くのがヨーロッパで25%、APACは15%のシェア。
・最強の成長市場はAPAC、2022年までCAGR 33.4%成長、これに続くのがヨーロッパで33.2%、北米は32.8%成長。
・規模と成長の両方でマシンラーニング(機械学習)が市場で優位を占め、2022年までCAGR 41.3%成長。市場規模は124億ドル。自然言語処理は、2022年までCAGR 32.0%成長、市場規模52億ドルと予測されている。
「人工知能一般と同様、コグニティブコンピューティングは、実用アプリケーションになりつつある。これは基盤技術の融合によるものである」とBCCリサーチつのアナリスト、Michael Sullivanは指摘している。「これらに含まれるのは、高性能プロセッサ、先端アルゴリズム。これらが組み合わさってコンピューティングシステムがマシンラーニング、自然言語処理、専門システムが利用できるようになる。これにより、コンシューマやビジネスアプリケーションに新たな価値を提供する」。
コグニティブ技術への投資は、複雑であり、コグニティブシステムの開発、訓練、監視のために人の入力がまだ重要である。コグニティブ技術の導入は、潜在力が溢れているが、特に、コスト削減で企業価値を生み出すとなると、理想的ではない。その技術は作業効率を改善する可能性はあるが、労働人口の大幅な削減にはつながらない。
(詳細は、www.bccresearch.com)