レーザプロジェクション市場､2023年に105億ドル

July, 20, 2018, Maharashtra--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は､｢レーザプロジェクション市場､2023年までのグローバル予測｣を発表した｡
　レーザプロジェクション市場は､2018年の推定45億7000万ドルから､2018-2023年にCAGR 18.2%で成長して､2023年には105億3000万ドルに達する見込である｡従来のランププロジェクターに対するレーザプロジェクションの大きな優位性､様々なアプリケーションでのレーザプロジェクション技術の採用増が､レーザプロジェクション市場成長の主因である｡

レーザフォスファプロジェクターが予測期間で過半の市場シェア
　レーザフォスファプロジェクターは､2018年､市場をリードすると見られている｡レーザフォスファプロジェクターは長寿命､低保守であるので､使用頻度の高い環境に適している｡例えば､役員室､教室､教会､博物館､ロケーションベースの娯楽場｡レーザベースフォスファを利用する大きな利点は､総所有コスト(TCO)の低減｡様々なアプリケーションでレーザフォスファベースのプロジェクターの採用増が予測期間で市場の成長の原動力となる｡

予測期間で映画向けレーザプロジェクション市場が最高CAGR成長
　映画(シネマ)向け市場は､予測期間に最高CAGR成長が見込まれている｡映画産業は､レーザプロジェクション市場のプレイヤーにとって十分なチャンスとなると見られている｡世界中のシネマスクリーン数の増加､保守費用が少ないプロジェクション技術の進歩は､レーザプロジェクター市場の成長にとってチャンスとなる｡Barcoは､シネマアプリケーション向け高輝度レーザプロジェクターを供給する主要企業の一つである｡

APACが予測期間にレーザプロジェクション市場で過半のシェアをとる
　予測期間にAPACがレーザプロジェクション市場の最大シェアを獲得する見込である｡APACでは､2018-2023年に中国がレーザプロジェクション市場の主要な貢献国となる｡APACは､教育とシネマ部門向けレーザプロジェクション市場のリーダーである｡需要は主に中国とインドなどの国々からものである｡APACは､予測期間でレーザプロジェクション市場成長に十分なチャンスを提供すると見られている｡

　市場のプレイヤーは､Barco NVの他に､パナソニック､ソニー､Seiko Epson Corporation, NEC Display Solutions, Casio Computer Co., Ltdなど｡