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ELI、L3-HAPLSレーザシステム始動

July, 11, 2018, Aberdeen--レーザシステムL3-HAPLSは、新世代のダイオード励起、高エネルギー、高ピークパワーレーザシステム。完成すると世界最高の高強度ダイオード励起ペタワットレーザとなる。同システムは、基礎研究と応用研究の多くの分野で有用である。最重要アプリケーションには、コンパクトなレーザ粒子加速器が含まれる。新しい医療、短波X線生成は、材料や医療研究向けの空間と時間の高分解能顕微鏡に用いられる。初期実験は、今日の病院で見られるものよりも数桁優れた解像度で画像を撮ることができる。
 L3-HAPLSは、ローレンスリバモア国立研究所(LLNL)のNIF & フォトンサイエンス(NIF&PS)ディレクトレートが設計、開発、作製し、2017年6月にELI Beamlinesに供給された。この優れたレーザの開発は、5年以上かかった。2017年9月から、LLNLとELI Beamlinesの科学・技術統合チームが,設置に精力的に取り組んできた。2017年末までにレーザダイオードユニットの4ブロックを始動させて800kW光パルスを発生させた。ここにインストールされたダイオードブロックは、これまでに造られたなかで世界最高強度のダイオード光源であり、完全なレーザチェーン試験を可能にする。同システムは現在、最初の動作点16ジュール、繰り返しレート3.3Hzで27フェムト秒パルス幅、パルス圧縮後~0.5ペタワットピークパワー相当に達した。この動作点を確立し、適度な繰り返しレートで最初の実験を行った。
 L3レーザシステムは、数々の記録を持つ。世界最高のペタワットレーザシステムであるだけでなく、世界最強のパルスレーザダイオード、チェコ共和国でこれまでに設計、作製された中で最大のオプトメトリック真空構造である。
(詳細は、https://www.eli-beams.eu/en/)