May, 15, 2018, 東京--古河電気工業(古河電工)は、EMEA(欧州、中東及びアフリカ地区)市場での事業活動をより強化するため、光ファイバケーブルの製造工場をモロッコに新設し、2018年5月9日に開所式を開催した。同社の製造拠点としては、初のアフリカ拠点となる。
古河電工はOFS FITEL, LLC(OFS社)を通じて、光ファイバケーブルの製造工場をモロッコ王国北部のタンジェ州に新設し、今年5月9日に開所式を行った。
古河電工執行役員常務兼OFS社CEO兼会長のTimothy Murray氏は、「世界中で通信トラフィックが増加する中、ここタンジェでの光ファイバケーブルの製造拠点新設は、特にEMEA地区における高速大容量通信の実現に大きく貢献することになる」と話している。
古河電工は、光ファイバ及び光ファイバケーブルの世界的な需要増に対応するため、2017年9月に約150百万米ドルの追加投資を決定した。北米をはじめとした既存工場の能力増強のほか、メキシコへの製造拠点新設などを進めているが、今回のモロッコでの製造拠点新設はこの一環となる。
モロッコ王国は、欧米諸国などFTA(自由貿易協定)を締結済みであり、欧州やアフリカ諸国への輸出拠点として近年、注目を集めている。
また、アフリカ大陸でも人口増などに伴い、高速通信網の整備が今後進むとみられており、光ファイバケーブルを始めとした情報通信関連の市場が拡大する見通しである。
(詳細は、www.furukawa.co.jp)