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赤外化学イメージング用の新しいレーザ光源を開発

April, 6, 2018, Limoges--リモージュ大学(Université de Limoges)、XLIM(フランス国立科学研究センター/リモージュ大学)のSébastien Févrierと研究チームは、ベンチトップ、光ファイバベースのレーザ光源が赤外分光顕微鏡に使用できることを実証した。
 これは、大型シンクロトロン施設の実験設備と正確に肩を並べるか、場合によってはそれを凌駕するものである。
 シンクロトロンは、加速器設備であり、生体組織の化学物質含有量をマイクロメートルスケールの分解能で分析するために使用する強力な赤外光を供給する。この高精度化学イメージング技術により、肝硬変やガンなどの病状の早期診断が可能になる。しかし、これまでのところ、所有コストは極めて高く、シンクロトロン光源の限定的な利用は、病院での化学イメージング技術導入の妨げになっている。
 シンクロトロンをコンパクトなレーザ光源と置き換えることは、この技術の可能性を解放することであり、病院への同技術導入を容易にし、診断や治療への利用を加速することになる。
 研究成果は、Opticaに発表されている。
 デモンストレーションは、XLIMおよびサクレーのシンクロトロンSoleilの研究者を含むコンソーシアム、リモージュ大学の研究者が2013年に設立したスタートアップ、Novaeが関わった。Novaeは、そのようなレーザベースの生体イメージングや材料のマイクロプロセスなどの産業、科学市場をターゲットにしている。その赤外レーザは現在、Novaeの製品ポートフォリオの一部である。
(詳細は、https://www.unilim.fr/)