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次世代AIを可能にする光駆動チップ技術開発に1100万ドル調達

March, 2, 2018, Boston--MITのスピンアウト、ライトマター(Lightmatter)、超効率的な光駆動AIチップのメーカーは、シリーズA資金調達で1100万ドルを調達したと発表した。調達した資金は、光固有の特性を使って高速で、効率的な推定とトレーニングエンジンを可能にする業界初のチップの開発推進に使われる。
 今回の資金調達を主導したのは、Matrix PartnersとSpark Capital。MatrixのStan ReissとSparkのSanto Politiが取締役会に加わった。
 Stan Reissは、「チップ業界で今日、真のイノベーションを見るのは稀であるが、Lightmatterはそれを成し遂げた。この画期的な技術の重要性は、どんなに誇張してもし過ぎではない。Lightmatterのチームは、AIのパワーの飛躍的な増強のために科学的な大発見を適用した。また、それはわれわれの生活に入り込んでくる」とコメントしている。
 Santo Politiは、「われわれはすでに、日常生活においてAIの影響と利点を感じているが、まだできることの初期段階いることは明らかである。AIの真の進歩が起こるには、コンピュータパワーの大きな飛躍が必要である。Lightmatterのブレイクスルーが、われわれを未来へ案内する。同社のチームに投資することは喜ばしいことである」と話している。
 AIは、日常生活に広がっており、オンラインアドバタイジングからインテリジェント個人秘書までの製品を動かしている。これらの製品の背後にあるAIモデルは、大きなデータベースを使って「訓練」されている。これは、既存のコンピュータプロセッサでは膨大な時間とエネルギーを必要とするプロセスである。AIアルゴリズムの発展が続くに従い、現在の技術は、増え続けるコンピューティングパワー需要について行くことが難しくなり、より速く、よりエネルギー効率のよいコンピュータが不可欠になる。
 MITで開発された特許技術により、Lightmatterは、電気信号ではなく、光信号を処理に使うシリコンチップを実現した。このチップを使って、新しい形態のAI処理を実証した。これは、既存技術を使って可能になるものに対して数桁のパフォーマンス改善を約束する。 
 「数十年、エレクトロニクスコンピュータは、最終的にAI革命を可能にした計算進歩の基盤にあったが、AIアルゴリズムは飽くことのないコンピュータパワーを必要とする。AIは、実際、まだ揺籃期にあり、さらに進歩するためには、新しい実現技術が必要である。Lightmatterでは、フォトニクスによって電気コンピュータを増強し、根本的に新しい種類のコンピュータにパワーを供給する。これは次世代のAIを推進するほどに効率的である」とLightmatterのCEO、Dr. Nicholas Harrisは説明している。
(詳細は、https://www.lightmatter.ai/)