光コンポーネント市場､2023年に276億ドル

February, 27, 2018, Maharashtra--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート｢光コンポーネント市場､コンポーネント(トランシーバ､AOC､ケーブル､アンプ､スプリッタ､コネクタ､サーキュレータ)､データレート(10G, 40G, 100G, above 100G)､アプリケーション(通信､分布センシング)毎の2023年までの世界予測｣によると､市場は2018年に171億5000万ドル､今後CAGR 10%で成長し､2023年には276億ドルに達する見込である｡
　この市場の成長を後押しする要因は､データセンター導入増､インターネットとデータトラフィックの増加､帯域と信頼性に対する要求増である｡

予測期間でAOC市場が最高成長率
　AOC市場は､2018-2023年に最高CAGRで成長する見込みである｡ビッグデータ時代の始まりにより､クラウド技術が急速に発展してきた｡多様なクラウドコンピューティング環境における帯域とアプリケーション要求を一層満足させるために､AOCが開発された｡

2018-2023年に100Gコンポーネントが市場を牽引
100G光コンポーネント市場は､2023年までに最大市場を維持すると見られている｡100Gデータレート市場は､伸び続けている｡高速､データレート増加､所定のユーザ設定､完全自動化機能が提供されるからである｡

通信アプリケーションが市場を牽引
　様々なアプリケーションの中で､通信アプリケーションが､2018-2023年に光コンポーネント市場全体で最大規模となる見込みである｡この市場の成長は､通信､データセンター､エンタプライズにおけるデジタル技術の大量利用によるものである｡また､ブロードバンドとビッグデータマネージメントにおけるプラスのトレンドも通信アプリケーションの成長を促進している｡通信アプリケーションにおけるこの発展にともない､光コンポーネント需要も高まっている｡

APACが光コンポーネント市場をリード
APACは､予測期間で光コンポーネント市場の最大市場規模を維持すると見られている｡この地域の工業化とインフラストラクチャ発展の促進が､APACでは様々なアプリケーションで光コンポーネントの利用に膨大なチャンスを与えている｡

　光コンポーネント市場の主要プレイヤーは､Finisar (US), Lumentum (US), Broadcom (US), Sumitomo Electric (日本), and Accelink Technologies (中国), Acacia Communications (US), EMCORE (US), Fujitsu Optical Components (日本), Furukawa Electric (日本), and II-VI (US)｡