January, 11, 2018, Cambridge--オーラ・バイオサイエンシズ(Aura Biosciences)は、シリーズC資金調達完了を発表した。同社は、バイオテクノロジー会社で、ウイルスナノ粒子接合を利用してガン細胞を標的にし、選択的に破壊する新しい治療を開発している。
新規投資家は、Lundbeckfonden Ventures and Arix Bioscience plc。
2017年11月、アメリカ眼科学会年次大会で発表された、光活性化AU-011のフェーズ1b/2臨床試験の中間のポジティブデータにより、同社は今回の融資からの収益を利用して進行中の臨床開発を支援するインフラストラクチャを拡大する計画である。Auraは、AU-011のフェーズ1b/2研究で早期の眼メラノーマ患者を引き続き登録する意向である。この治療法は、この稀で、生命を脅かす眼ガンの一次治療のために開発された初めての標的治療。この新しい治療は、視覚を維持しながら眼のガン細胞を選択的に破壊する潜在力がある。Auraは、2018年にケンブリッジの敷地を拡大し、新たな従業員、スペース、装置を増やす予定である。
AU-011は、眼メラノーマの一次治療向け開発で業界初の標的治療。治療法は、特許となっているウイルスナノ粒子接合と、眼科レーザで活性化されるIR-700DX色素分子で構成されている。ウイルスナノ粒子接合は、眼ガン細胞固有の受容体に選択的に結合する。これは、国立ガン研究所(NCI)ガン研究センタ、Dr. John Schillerが初めて開発した技術に由来する。IR-700DX色素分子は、LI-COR Biosciencesが製造し、眼ガン治療用に排他的にAuraにライセンス供与されている。眼科用レーザで活性化されると直ちに、薬剤は迅速かつ厳密に腫瘍細胞の膜を破壊する。重要な眼の組織に損傷を与えることはない。これにより患者の視覚は保持され、他の長期的な治療による合併症も減少する。この治療法は、一般に眼科医にある装置を利用することで提供され、外科処置は不要、潜在的に侵襲性が少なく、患者と医師にとって非常に便利な治療法である。眼メラノーマ用のAU-011は、稀用薬認定されており、米国食品医薬品局によって優先指定されて現在、臨床開発段階である。
(詳細は、www.aurabiosciences.com)