December, 18, 2017, Sherman--Appleは、10億ドルAdvanced Manufacturing Fundからの最新アワードを発表した。光通信コンポーネントの大手メーカー、フィニサ(Finisar)は、Appleが取り組むアメリカメーカーによるイノベーションと雇用創出サポートの一環として3億9000万ドルを受け取る。
今回のアワードによりFinisarは、VCSELレーザのR&D投資と量産を飛躍的に増やすことができる。VCSELは、Appleの最も人気の高い特徴、iPhone X TruDepthカメラで可能になるFace ID, Animoji と Portraitモードセルフィ(自撮りモード)、またAirPodsの近接感知機能を可能にする。
VCSEL技術は、多くの新しいアプリケーションにとって、従来の端面発光レーザ(EEL)と比べて性能が優れており、コンパクトでコスト効率が優れたソリューション。Appleは、近年、奥行き検知技術の採用を急速に進めており、これはコンシューマエレクトロニクスの歴史で使用される最先端のVCSELの開発と製造に行き着くことになる。2017年第4四半期、Appleは、同期間に以前に世界で製造されたVCSELウエファの10倍のウエファを購入する。
Appleの取り組みの結果、Finisarは、長期間閉鎖していた、テキサス州シャーマンの70万平方フィート製造工場を改革する。Appleのアワードにより、シャーマン工場では高度な技術の仕事、エンジニア、技術者、メンテナンスチームを含め、500を超える雇用が創出される。近隣Allenの工場と合わせてFinisarの北テキサスでの人件費は6500万ドルとなる見込みである。雇用、資本設備計画、インフラストラクチャアップグレードは、シャーマン工場ですでに進行しており、2018年下期には出荷開始となる見込みである。
AppleがFinisarから購入するVCSELの100%がテキサスで製造される。
AppleのCOO、Jeff Williamsは、「VCSELは,当社がこれまでに開発した最も洗練された技術を機能させる。今後数年にわたりFinisarと提携することでVCSEL技術とアプリケーションの限界を押し広げることになる」とコメントしている。
(詳細は、www.apple.com)