December, 1, 2017, Plymouth--DowDuPontの子会社、Dow Chemical Companyは、3Dプリンティング向けにEVOLV3Dプラットフォームを発表した。
EVOLV3Dファミリは、3Dプリンティングを使ってプロトタイピングおよび製造する顧客の課題に対処するために開発された。これによりダウは成長する3Dプリンティング産業に参入する。
ダウのマーケット部門マネージャ、Keith Wilsonは、「3Dプリンティング用EVOLV3Dプラットフォームは、急成長する産業の新たな要求に効果的に対処する、多様で、コスト効果が高く、地球にやさしい材料に対するニーズに応えて開発された。材料科学のリーダーとしてダウは、当社のR&D力を活用して3Dプリンティング向けにハイパフォーマンス材料の開発に焦点を当てている」と話している。
最初に紹介される製品の中にEVOLV3D USM(Universal Support Material)がある。これは技術の飛躍である。広範な構築材料フィラメントに単一の支持材料となる。この非常に効果的で水溶性サポート材料は、プリンティングプロセス中にその構造完全性を維持する。これにより、大きなオーバーハング、複雑な内部形状、深いキャビティのパーツの製造が可能になる。EVOLV3D USMは、2018年早期に商用化が予定されている。
「既存のプリンタは幅広い技術と材料を使う。設計者は、使いやすく性能を最大化するサポート材料を探している。EVOLV3D USMの比類のない特性を生かすことで、様々な構築材料を使いながら、機能的で美しくハイパフォーマンスパーツの製造は以前よりも容易になる」とWilsonは話している。
ダウは先ごろ、3Dプリント可能な液体シリコーンラバーを発表した。溶融フィラメント製造(FFF) 3Dプリンタの大手メーカー、German RepRap GmbHと共同開発したこのブレイクスルー新材料技術は初のダウソリューション。シリコーンのパフォーマンス優位性と積層造形プロセスの設計、加工優位性との統合を探求している設計者にとって、おそらく初のダウソリューションとして考案された。
「この材料は、単なる技術的成果を示すだけでなく、シリコーン技術の力と多様性を3Dプリンティングの世界に導入する。当社の顧客は、シリコーンの比類のない利点と、素早いプロトタイプ開発、非常に複雑なパーツの少量連続生産を組み合わせることができる」とDow Performance Siliconesのグローバルイノベーションプログラムマネージャ、Kris Verschuerenはコメントしている。
(詳細は、www.dow.com)