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作りやすいダブルデューティ曲面センサ

November, 29, 2017, Madison--オプトエレクトロニクスパイオニア、Zhenqiang (Jack) Maは、曲面デジタルイメージセンサを作製する方法を考案した。これは昆虫の複眼の凸型特性や哺乳類の凹型「ピンホール」眼をまねたものである。
 曲面イメージセンサは、実際に存在する。しかし、それらはフラットセンサよりも性能が優れているとは言え、主流にはなっていない、理由の一部には、製造方法に内在する課題がある。その製法は、フラットで硬いシリコンピースを半球形状にに圧縮する。皺や破壊は許されない。さもなければその品質が低下することになる。
 Maの技術は、日本の折り紙からヒントを得たものである。
 湾曲フォトディテクタを作製するために研究チームは、繰り返し幾何学形状を、柔軟な基板上の薄い、フラットで柔軟なシリコンシート、ナノメンブレインにマッピングすることによってピクセルを形成した。次にレーザを使ってそのピクセルの一部を切り取った。ドーム形状の上、あるいはボール形状に置いたときに、残りのシリコンが完全な、ギャップレスシームとなるようにするためである。
 Maは、「それを6角形と5角形構造に分けることができ、その各々をさらに分割できる。理論的には、無限に分割可能である。つまりピクセルは実際に高密度になり、空隙がなくなる。スケーラブルであり、それをどんな形状にも曲げることができる」とコメントしている。
 ピクセル密度は写真家にとって恩恵である。高解像度写真を撮るカメラの能力が、そのセンサが捉えることができる情報量で決まるからである。
 現状のプロトタイプは約7mm径。携帯電話にはまだ大きいが、さらに小さくすることは可能であるとMaは話している。
(詳細は、www.wisc.edu)