AndorのCCDカメラ､中性子星観察に貢献

November, 20, 2017, Belfast--重力波の存在が最近確認されたこと､これは以前には発見されていなかった現象であるが､この発見によってこれらの時空リップルと2つの超高密度天体の激しい衝突との間の直接的因果関係の観察に行き着いた｡迅速応答天文学の新時代では､重力波信号によって世界中の研究者は､1億3000万光年前の放射性元素の火の玉､2つの巨大中性子星の統合に初めて｢波長を合わせ｣､観察することができた｡
　Andor Technologyの世界的に認められたカメラにより､オクスフォードインスツルメンツ(Oxford Instruments)は､この画期的な発見の中心にあるものを研究者がさらに理解できるように支援する｡25以上の深冷却､低雑音Andor CCDイメージングカメラは､チリのESO望遠鏡､南アフリカのBoyden望遠鏡､Masterグローバルロボット望遠鏡ネットワーク､その他多くのサイトの観測装置に採用されている｡大きな視野と小さなピクセルサイズとの組合せにより､Andorディテクタは､相互作用を深く研究するために要求される解像度で必要なデータを取得する際に重要な役割を果たしている｡
　USベースのレーザ干渉計重力波天文台(LIGO)チームの一部として､発見に関わる､クイーンズ･ベルファスト大学のStephen Smartt教授は､観察された事象の特性の研究を調整してきた｡キロノーヴァ(kilonova)として知られる中性子融合は､地球上では微光としてしか記録されていないが､光の速度の1/5で発生源からの放射線排出を示している｡Smartt教授のチームは観察されたスペクトルを研究し､2つの星および結果的融合の化学組成を分析しようとしている｡
　最近の発見では､Andor Technologyのイメージングアプリケーションスペシャリスト､Marcin Barszczewskiは､｢これは､最新の国際的な科学的技量､協働と技術的進歩の力量のかつてないショーである｡われわれは､惑星全体で極めて迅速な､強調された一連の天文観測を見ただけでなく､重力波の発見に続いて､現在しっかりと確立されたマルチメッセンジャー天文学において､非常に斬新な検出パラダイムと従来の光学および電波天文学とを結びつけることの補完性も高く評価できる｡多様な方式から､これらの異なる観察力が並行導入されたことで､われわれは2つの中性子星の融合と爆発が､いつの日にか合体して新しい星あるいは惑星になるかも知れない重元素を生み出すことを垣間見ることができる｣とコメントしている。
(詳細は､www.andor.com)