September, 20, 2017, 大阪--シャープは、ディスプレイ光源に適した緑色半導体レーザの2モデル<GH05130B2G/B5G>の量産を、2017年11月より開始する。
半導体レーザは、ブルーレイやDVDなどの光ディスクのデータの読み取り/書き込みやバーコードリーダーのスキャナなど、様々な機器に搭載されている。最近では、プロジェクターの光源など、映像分野にも活用の幅が拡がっている。
今回、緑色レーザがラインアップに加わることで、シャープは業界で初めて、1社から光の三原色(赤色・緑色・青色)の半導体レーザを提供することが可能となる。ユーザーの要望により光の強さやレーザ光の形状などの光学特性や、電流値などの電気特性の調整に応じることで、開発期間の短縮や調達業務の負荷軽減に貢献する。
緑色レーザは波長515nm、光出力30mWを実現。標準タイプの直径5.6mmとコンパクトな直径3.8mmの2種類の金属パッケージを揃えている。「市場が拡大する小型プロジェクターやヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)などの光源として、ユーザーの多様なご要望に対応していく」とシャープは説明している。