July, 18, 2017, San Luis Obispo--カリフォルニア工科大学、California Polytechnic State University(Cal Poly) San Luis Obispo工学学生は、同大学に貸与される新しい選択レーザ溶融(SLM)により、最先端金属積層造形(AM)にアクセスできるようになり、ローレンスリバモア国立研究所(LLNL)の委託作業を行うことができるようになった。
LLNLは、SLM装置を購入し、それをCal Polyの工学部に貸与する。Labには、工学部のサマーインターン学生が存在する。ラボプロジェクトの研究に使用するだけでなく、LLNLは現在の工学系従業員の母校である同大学との現在の人材パイプを強化したいと考えている。
LLNL工学グループリーダー、金属積層造形の専門家であるMatt Wraithは、「学生と工学部はそれに非常に関心を示している。同装置の主目的は学生との交流を深め、われわれが雇用できる学生を見定めることである。われわれの目的からは、作製量は少ないが、レーザは同じである。したがって製品は、われわれが作製できるものと同じである」とコメントしている。
プリンターは3月にネットに接続され、学生はシニアプロジェクトでそれを使用している。また、LLNLインターンとしての研究と並行してプロジェクトを進める学生もいる。
1月に新しい積層造形クラスを始めたXuan Wangによると、そのSLMプリンターの特徴は、学生が部品を設計して、それを直接装置に取り込むと、従来の製造よりもはるかに優れた形状の部品を作製できるところにある。複数の院生がLLNL、BoeingやRaytheonなどですでに雇用されている。
「仕事を探している学生は非常に多く、また特に金属3Dプリンティングやこの種の技術の経験を求めている企業も多い。学生の中には、特にLLNLや金属3Dプリンティングのプロジェクトを求めてここにきている者もいる。また航空宇宙や防衛関連の多くの企業がこの種の技術を求めている」とWang氏は説明している。
(詳細は、www.llnl.gov)