July, 5, 2017, Banbury--環境にやさしいエコフレンドリな車を「プリント」するDivergent 3Dは、SLM Solutionsと提携した。「Node プラットフォーム」を成長させ、顧客から遠く離れた工場から出荷するよりも、販売される場所でより多くの車を生産できるようにすることが目的である。
Laser LinesのSLM Product Specialist, Paul Tickle氏によると、Divergentは製造ラインの先を考えている。
同社は、車の炭素繊維フレームの様々な部品を接続するノードを鍛造ではなくプリントすることで、年に10000台の車を製造する計画である。これらは、現地組み立てに必要とされるところへはどこにでも、完全に製造ラインをバイパスして出荷できる。
「積層造形の大きな利点の1つは、UKで使いたいときに、極東、アメリカ、ヨーロッパのどこかで部品を製造する必要がないことである」とTickle氏は説明している。同氏によると、これはサービスセンタでも同様であり、顧客が部品を必要としているなら、それを在庫しなくてもよく、現地でそれをプリントするだけでよいことになる。
最小のSLM Solutions装置は、30万ポンド以下、最大のものは100万ポンドをわずかに上回る。確かにこれは大きな投資ではあるが、年に数100、数1000の車を生産する小規模の会社にとっては意味がある。IPを保持し、工程を完全に制御できる。最も重要な点は、完全な製造ラインで組み立てるよりも安いことである。
「これは、確実に現在の自動車製造工程を破壊することになるが、少なくとも数年は、それを完全に置き換えるのではなく従来の工場と並行して稼働することになる」。
「単に部品を機械から取り出して直ちに車に設置することはできない、まだフライス加工、旋盤削り、研削、研磨などが必要である。車は、20秒ごとに製造ラインから出てくる。3Dプリンタでラインやワーカーを変えることはできない、恐らくより大きな工場を建設する必要がる」。
とは言え、これは急速に成熟する市場である。Divergent 3DとSLM Solutionsだけがプレイヤではない。ガスタービンブレードはこの方法で製造されており、GEはLeap エンジンのために燃料ノズルをプリントしている。Airbusは3Dプリントされたアンテナブラケットリを軌道に乗せ、Space Xは積層造形製造プロセスを使って、そのロケットのためのコンポーネントを製造している。
(詳細は、www.3dprinting.co.uk)