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Leeds大学とMerk、液晶技術開発で提携

June, 1, 2017, Leeds--Merkとリーズ大学は提携し、光学イノベーションで液晶の利用を拡大する。
 5年の提携は、スマートフォンやTVスクリーンに一般に使用されている液晶を切り替え可能なコンタクトレンズや仮想現実(VR)メガネなど非表示器具に発展させることに焦点を当てている。
 液晶の世界的リーダーとしてMerkは、光学アプリケーションでの液晶の将来的な利用に大きな可能性があると見ている。リーズ大学は、実現可能性の調査、デバイスのプロトタイプ開発を行うための専門技術と先進的な施設の両方を持ち、特に非表示アプリケーションで定評がある。
 これには同大学物理学・天文学部の最近の成果も含まれる。この研究では、液晶とグラフェンを組み合わせて、切り替え可能なコンタクトレンズ、眼内レンズ用に改善されたインプラントのための液晶エラストマを作製した。このような視力回復アプローチは、リーズ大学研究チームが研究している広範な新規アプリケーションのほんの一部である。
 Merkの顧客は、光学アプリケーションに対する関心をますます強めている。したがって、同社は液晶を持つ光学アプリケーションのR&Dを強化し、“Emerging Innovation – LC 2021”戦略構想の下で受注準備をすすめている。
 Merkは、リーズ大学との提携に100万ポンドを投資する。両者は、開発されたアプリケーションに対する共同特許を申請することになる。
 今回の提携は、この分野の世界有数の研究スタッフと施設に対する同大学の巨額投資と一致している。
(詳細は、www.leeds.ac.uk)