March, 31, 2017, Los Angels--OFSは、同社のTeraWave ULL光ファイバでNokiaの1830 PSS UltraワイドバンドC+LバンドDWDMシステムの容量と非再生伝送距離を紹介した。これは、ハイパースケールデータセンター接続に必要な超長距離(ULH)で伝送のビットコスト削減に寄与する。
TeraWave ULL光ファイバは陸上ファイバ最大実効断面積を持ち、高容量、コヒレント変調フォーマットを制限する非線形ペナルティ抑圧を最大化する。TeraWave ULL光ファイバを完全利用した場合のビットあたりのコストは、G.652ファイバ完全利用のビット当たりのコストよりも50%改善される。これは、伝送ターゲットを満たすための再生の高コストが避けられるためである。
「最近の伝送エンジニアリングにおける最重要課題の1つは、クラウドデータセンター接続で、ビット当たりの低コスト維持である。クラウドコンテンツプロバイダのネットワーク内でCAGR 50%でトラフィックが伸びているが、ウエブスケールデータセンター間の距離は、ヨーロッパでも北米でも4000kmが可能になっている。実用的かつ基本的な制限により将来的にスペクトル効率の増加が一段と困難になっているので、C+Lバンド伝送は、ファイバ当たりの容量倍増の魅力的な方法である。ファイバとケーブルがLバンド波長用に適切に設計されればの話である」とOFSマーケット&技術戦略ディレクタ、Robert Lingle, Jr.は説明している。
Nokiaの1830 PSS光ネットワーキングプラットフォームは、高いスペクトル効率で、200G(8QAM変調フォーマット利用) ULHパフォーマンス、拡張メトロ/DCI伝送距離を達成している。OFS TeraWave ULL ITU-T G.654光ファイバは、増幅器のノイズを超低損失0.168dB/kmに低減し、125µm平方大有効断面積により非線形歪を最小化する。TeraWave ULL光ファイバの導波路は、Lバンドでマイクロベンディングロスとマクロベンディングロスが最小となるように設計されており、優れた陸上用ケーブル性能、優れたスプライス性能を達成している。
拡張メトロ/DCIアプリケーションでは、TeraWave ULL光ファイバは、100kmスパンで400Gb/s 300km伝送をサポートし、Nokiaの1830プラットフォームではラマンアンプ不要である。ハイブリッドラマン-EDFAアンプを用いると、TeraWave ULL光ファイバは、再生なし100kmスパンで200Gb/s 4500km伝送をサポート可能である。これらのリンクバジェットは、商用装置を使った、現実的なケーブル損失とフィールド設置を前提としている。
OFSのTeraWave ULL光ファイバは、従来ネットワークとクラウドトランスポートネットワークの両方で最長の非再生伝送距離、コスト効果達成に寄与する。この場合、最大容量は、最先端のコヒレント変調フォーマットおよびC+Lバンド波長の利用によって達成可能である。