March, 30, 2017, Sunnyvale--SWDM MSA(短波長多重MSA)グループは、業界コンソーシアム結成を発表した。現在デュプレクスマルチモードファイバ(MMF)を導入しているデータセンターやキャンパスアプリケーションでの利用に向けて、光仕様を定義し、短波長WDM標準の普及を促進するのが目的。SWDM MSAは、最初の2つの標準を発表した。40Gb/sと100Gb/s Ethernet信号(それぞれ40 GE SWDM4、100GE SWDM4)を伝送する4波SWDMの光仕様を定義する。
MMFは、ローコスト、VCSELトランシーバベースで利用できることから、今日のデータセンターで導入されている最も一般的なファイバタイプである。ほとんどのデータセンターは、当初デュプレクスMMFで10Gb/s オプティクスを導入していた。このパラダイムは、現在40Gb/sと100Gb/s信号で継続されている。SWDMの利用により、同タイプのデュプレクスMMFインフラストラクチャを、より高いデータレートで利用することができるようになり、エンタプライズとクラウドデータセンターの両方でデータレートのアップグレードが簡単になる。
発表されたSWDM仕様は、デュプレクスOM3、OM4、OM5 MMFタイプでの伝送をサポートする。最大伝送距離は、データレートとファイバタイプにより75~440mとなる。将来的には、SWDM技術は、同じMMF配線で、200,400,800Gb/s Ethernetトラフィックを可能にする。
SWDM MSAの設立メンバーは、CommScope, Finisar, Lumentum, Hisense, OFS, Prysmian。