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II-VI社、3-pin 980nmアンクールドMicroポンプモジュール発表

March, 16, 2017, Pittsburgh--II-VI社(II-VI Incorporated)は、コンパクトな3-pinマイクロフォーマットパッケージでアンクールド(非冷却) 980nm励起レーザモジュールを発表した。設計目標は、現行と次世代ハイビットレートトランシーバの超コンパクト増幅向けの厳しい信頼性とパワー効率を満たすことにある。
 調査会社Ovumの光コンポーネント主席アナリスト、Kevin Lefebvre氏は、「100Gおよび200Gコヒレントトランシーバモジュール需要は、2016-2021年に数量でCAGR 21%成長が見込まれる」と指摘している。「コヒレントとPAM4技術の両方の市場拡大は、一段と小型で効率のよい低消費電力デバイスで支援されることになる。例えばII-VIのアンクールドマイクロポンプレーザモジュールだ」。
 II-VIのMLU96Zシリーズは、体積がわずか141立方ミリメートルで、80µm小曲げ半径PMDピグテールを特徴としており、これにより小型トランシーバパッケージ内で光増幅が可能になる。MLU96Zシリーズは、一般的な利用条件、最大動作温度80℃で、消費電力が0.5W以下であり、プラガブルトランシーバの電力消費要件を満たしている。
「CFP2、CFP4、OSFPなどのプラガブル形状でハイビットレートトランシーバが登場して急速に伸びており、これがコンパクトな増幅ニーズを後押ししている」と製品マーケティング・戦略担当VP、Dr. Sanjai Parthasarathiは説明している。「当社の8-pinアンクールドmini-DILポンプレーザと比べて、新しい3-pinマイクロポンプは75%小型化されており、980nmポンプの小型化で新たなブレイクスルーを達成している」。
 MLU96Zシリーズは、これまでに200万個以上出荷されている、II-VIの実績あるOC-2ファイバアライメントプラットフォームに基づいている。また、II-VIのG08レーザチッププラットフォームにより、優れた波長ロッキング性能、信頼性、安定性を確保している。MLU96Zシリーズは、II-VIのマイクロオプティクス技術プラットフォームをベースにした超コンパクトハイブリッドパッシブポートフォリオと相俟って、ローノイズで高出力の光増幅を、これまで達成不可能だったトランシーバ形状で実現する。
 MLU96Zシリーズのプロトタイプサンプルは現在提供中、量産は2017年CYQ2からの予定。