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SoCalGas、パイプラインのリアルタイムモニタに光ファイバ技術を利用

January, 17, 2017, Los Angeles--サザンカリフォルニアガスカンパニー(SoCalGas)は、輸送と高圧パイプラインシステムに沿って衝撃と漏出を検出するために画期的な光ファイバケーブル技術を米国の天然ガス施設に初めて導入する。
 この技術は、光ファイバを使ってデータを長距離伝送する。また、漏出やガスラインに対する影響を示す圧力の変化や振動の早期警戒を伝えることがてぎる。この技術は、異常なお応力、動きあるいは温度条件が存在する時、素早く検出する。連続モニタリングと計測は、重機の動作、予想外の地面の動き、あるいは物理的な衝撃からのパイプラインへの脅威を、同社が素早く特定するのに役立つ。脅威が特定されると、情報はファイバケーブルに沿って数秒以内に遠隔モニタリングステーションに送られる。システムは、潜在的な問題がどこで起こっているかを20フィートの範囲でピンポイントできる。
 同システムは、無許可の建設作業、地質や他の物理的な変化、例えば壊れた水道管からの構造的応力によるパイプラインの損傷を防ぐ。また、音と温度信号解析の両方によりパイプラインの漏出を検出できる。直ちにエリアを特定したデータにアクセスできるのでSoCalGasの作業員や最初の応答者に時間的余裕ができ、計画、リソースの配分、漏出や潜在的な漏出を軽減するために有効な手段がとれる。
 同システムは、光ファイバケーブルが振動、応力あるいは異常な温度変化に晒されるときに信号が変化する原理に基づいて動作する。先進的な技術により、オペレータは、こうした信号の変化を解釈し、脅威の種類とケーブル長に沿った正確な位置を判断する。場合によっては、オペレータは、パイプライン近傍での重機利用から手作業の掘り返しや通常のトラフィックを区別することができる。
 SoCalGasは、全ての新規および置き換えパイプラインで12インチ径以上、1マイル長のセグメントに光ファイバケーブルの敷設を計画している。光ファイバケーブルは、地表から約36インチ、パイプラインの上方12インチに敷設される。最初の光ケーブルは、今年Bakersfieldの7マイル長パイプラインに予定されている。