Huawei、400G WDM伝送で3000km

March, 18, 2014, San Francisco--ファーウェイ(Huawei)は、OFC2014で超長距離(ULH)伝送用400G WDMプロトタイプを発表した。
このプロトタイプは、Faster Than Nyquist(FTN)技術を使い、400G伝送距離を3000km超としている。これは高速WDM伝送分野での大きなブレイクスルーとなる。
HuaweiのFTN技術は、固定チャネル帯域の最大伝送速度を規定するナイキストサンプリング定理の限界を打破している。スペクトラム圧縮と信号歪補償アルゴリズムを使うことで、FTN技術は既設のネットワークで高いボーレートの長距離伝送を達成している。
この技術によって、100GHzチャネルスペーシングベースで2つのタイプの400G WDMソリューション、短距離ソリューションとULHソリューションが可能になる。ULHソリューションはバックボーン伝送に適用されるもので、2SC-PDM-16QAM変調を採用して3000kmを超える記録的な伝送距離をサポートする。短距離ソリューションは、MAN伝送に適用され、1SC-PDM-16QAM変調を用い、シングルキャリアで高品質400G伝送が可能。Huaweiのシングルキャリア400Gソリューションは、先頃ポーランドのEXATELのライブネットワークでテストされた。