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ADASコンポーネント販売、2025年に年間900億ドル

December, 16, 2016, Boulder--Tracticaによると、最新運転者支援システム(ADAS)市場は、転換点に入ろうとしている。ADASを可能にする主要コンポーネントに含まれるのは、カメラ、イメージプロセッサ、システムプロセッサ、超音波センサ、固体LiDAR、ハイエンドLiDAR、レーダーセンサ、赤外センサなど。
 Tracticaの最新レポートよると、ADASコンポーネント出荷は、次の10年、健全なペースで増加し、2016年の2億1810万ユニットから、2025年には12億ユニットに達する見込みである。その時までにADASコンポーネント市場規模は年間893億ドルに達するとTracticaは予測している。
「カメラ、イメージング技術、低エネルギー消費処理、高度ニューラルネットワークやデータ処理などを含む多くの分野における進歩が、1990年代のコンピュータから技術の焦点を2000年代のモバイルハンドセットに替え、さらに次の10年では、自動車に替える」と主席アナリスト、Keith Kirkpatrick氏は指摘している。
 同氏の見方では、完全接続・自律運転車両が大量に出てくるのは10年先になるが、将来の無人車両に向けた改善の足掛かりとなる技術が、今日の車に急速に組み込まれていく。