November, 30, 2016, Edinburgh--エディンバラ大学の研究チームの研究により、DNAは染色体内部の物質の半分程度を構成することが分かった。これは、以前に考えられていたよりもはるかに少ない。
研究チームによると、その構造の最大47%が遺伝物質を取り囲む不思議なシースである。
このシースの厳密な機能は未知であるが、重要な細胞分裂の過程で染色体を相互に分離していると研究者は考えている。
この染色体外縁が、細胞分裂の際に誤りが起こらないように一役買っている。
最先端のイメージング技術を用いて研究チームは、遺伝物質を含む細胞内の構造、人の染色体46全ての詳細な3Dモデルを初めて作成した。
1882年に発見されて以来、染色体は熱心な研究の焦点であった。大きな技術的進歩にも関わらず、染色体の構造と組織は神秘のままである。
エディンブルクの研究チームは、染色体をこれまでになく詳細に研究できる精密顕微鏡技術を開発した。
その方法は、3D-CLEMとして知られており、光学顕微鏡と電子顕微鏡とをコンピュータモデリングソフトウエアと統合することで染色体の高解像度3D画像を作りだす。
画像の分析により、DNAとクロマチンとして知られる支援タンパク質を含む物質が染色体の内容全体の53~70%を占めることが分かった。残りの30~47%が染色体外縁を構成することになる。
(詳細は、www.ed.ac.uk)