November, 25, 2016, Surrey--オプティカル・サーフェシズ(Optical Surfaces Ltd)は、タレス(Thales)に最初の高性能ビームエクスパンダ10ユニットを供給した。これは、世界一強力なレーザシステム開発のためのELI-NP(核物理研究施設)プロジェクト向けである。
超短パルスで前例のない出力レベルとなる2基の10ペタワット高強度レーザがルーマニア、マグレレのIFIN-HHに納入される。Thalesが受注したレーザシステムを開発する6000万ユーロの契約は、欧州基金プログラムであり、国立研究施設による最大の契約である。
2018年稼働予定の新しいレーザは、新世代の強力な粒子加速器の開発に道を開く。これは、相対的に小型、低コストで、材料物理学、ガン治療のための陽子ビーム治療を含む医療アプリケーションを目的とする基礎研究を目標にしている。
極めて優れた高出力レーザ光学部品を供給するという国際的評価によりThalesはOptical Surfacesを選定し、同社は4×580㎜開口と6×200㎜開口レーザビームエクスパンダをELI-NPプロジェクト向けに製造、供給することになった。
Optical Surfacesの販売マネージャ、Dr Aris Kourisは、同社の提供するシステムについて、「集束光学部品を加えて使用すると、レーザスポットサイズをさらに小さくできる。これはレーザ集束最適化に非常に役立つ」とコメントしている。
Optical Surfacesは、光学コンポーネントやビームエクスパンダを50年以上にわたり製造している。
(詳細は、www.optisurf.com)