March, 3, 2014, Framingham--IDCが発表した「世界四半期Ethernetスイッチとルータ調査」によると、Ethernetスイッチ(L2/3)世界市場は、2013年第4四半期(4Q13)は59億6000万ドル、前年同期比4.8%成長を記録した。前期比では5.3%成長となっている。
一方、ルータ世界市場は前年同期比2.2%成長、前期比0.4%成長だった。また2013年通年ではEthernetスイッチ市場は前年比3.0%成長、ルータ市場は1.5%成長だった。
地域的に見ると、Ethernetスイッチ市場4Q13の結果は北米が最も高い伸び率(前年比9.3%成長)、APACは相対的に好調(同5.1%)、これにラテンアメリカ(同3.9%)が続いた。EMEAは、マクロ経済回復の兆しが見えたものの相対的に弱含みで、4Q13は前年同期比1.3%減。
4Q13の10GbEスイッチ(L2/3)の売上は前年比9.3%成長だったが、10GbEスイッチポート出荷の伸びは力強く前年比35.5%増、540万ポートだった。10GbEは引き続き、Ethernetスイッチ市場全体の主要原動力、初期段階の40GbEは単独セグメントとして必要最小限の普及率に達したばかり。
世界のエンタプライズおよびサービスプロバイダルータ市場は、3Q13に前年比7.8%成長を記録した後、勢いをなくして伸び率が緩慢になったが、それでも4Q13は前年比2.2%増を記録。この成長率は地域的にはまだら模様であり、APACの7.9%成長からラテンアメリカの17.6%減(4Q12の絶好調と比較)までの幅がある。北米は3.8%、EMEAは前年同期比0.3%成長だった。
ベンダに関しては、CiscoのEthernetスイッチ(L2/3)の4Q13市場シェアは昨年から堅調を維持して61.3%。成長が速い10GbE市場セグメントでのCiscoの市場シェアは4Q13に64.0%。2013年通年ではCiscoのEthernetスイッチ売上は前年比2.1%増を記録した。
HPのEthernetスイッチ売上は前期比3.8%増、前年同期比では4Q13は3.6%増、4Q13の同社の市場シェアは現在9.3%。2013年通年では前年比4.4%増だった。
ジュニパは、4Q13はEthernetスイッチングとルーティングの両方で著しい成長を記録。4Q13同社のルータ売上は前年比15.1%増、前期比3.7%増だった。今期のジュニパEthernetスイッチ売上は、前年比39.7%増、前期比33.7%増だった。