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ラクステラ、100万個目のシリコンフォトニクストランシーバ製品を出荷

September, 28, 2016, Carlsbad--ラクステラ(Luxtera)は、100万個を超すシリコンフォトニクスパラレルシングルモード4-レーン(PSM4)光トランシーバ製品を出荷した。
 同社の特許となっている技術は、SMFの長距離伝送能力と低コストトランシーバとを統合している。この組み合わせは、クラウドコンピューティングデータセンタの経済的な角長にとって重要である。
 ラクステラ社長/CEO、Greg Young氏は、「これはオプティクス業界にとって大きな節目であり、ラクステラにとっては素晴らしい成果である」とコメントしている。「100万個を超える導入、圧倒的なデザインウイン、100Gbps PSM4の10万個超の出荷で、当社の製品が業界の50万ドル光スーパーサイクルの中心にあることは明らかである」と同氏は話している。
 データセンタ内でコスト効果の優れたオプティクスを後押しする重要な構成要素は、パラレルシングルモード(PSM)光ソリューションの導入であった。ラクステラは、最初にこのアプリケーションを認識し、PSM4のマルチベンダ相互接続性の標準化を主導してきた。ラクステラは、2014年に100G-PSM4マルチサプライヤアグリーメント(MSA)の創設とドラフト作成メンバーになった。これは、シリコンフォトニクスとPSM4ファイバ向けレガシーDML光モジュールとの相互接続性を可能にする最初の標準である。ここでは、シリコンフォトニクスのコスト優位性で妥協していない。この広範に承認されたMSAは、PSM4製品を提供する数10の企業をサポートしており、主要なクラウドコンピューティングオペレータによる大規模導入が進められている。ラクステラは、PSM4のさらなる高速化を継続して推進しており、IEEE 802.3bsでは、200GBase-DR4、400GBase-DR4仕様が標準化され、400Gへのシームレスな移行パスができている。
 ラクステラの100G PSM4光トランシーバは、4つの独立動作トランスミッタとレシーバチャネルを含んでおり、これには高速位相変調、フォトダイオード、導波路、グレーティングカプラ、高速電気リタイマーおよび統合制御回路が集積されており、1つのレーザで駆動する。これらのコンポーネントは、完全集積シリコンフォトニクスチップセット、PSM4光エンジンに統合されており、追加の外部素子は不要となっている。ラクステラは、現在100万個を超えるPSM4トランシーバ製品を出荷し、顧客ベースは主要クラウドデータセンタオペレータ、システムOEMs、HPCオペレータなどに広がっている。