September, 8, 2016, Redwood City--調査会社Dell’Oro Groupは、2Q16サービスプロバイダ(SP)コアルータ市場のベンダランキングでHuaweiがNo.2の座を奪い取ったとレポートした。全般的に、世界のSPコアルータ市場は成長が続いており、6四半期連続で売上高が増加している。
Dell’Oro Groupのシニアアナリスト、Alam Tamboli氏は、「Huaweiのコアルータへの需要は、今期は前年同期比70%を超える成長だった。中国やヨーロッパの一部、特にロシアの顧客が、今回の大幅増に貢献している。当社の見方では、ヨーロッパにおける急増は一時的である。しかし中国における高水準の販売は長期的である。例えば、チャイナテレコムは大規模なデータセンタインタコネクトプロジェクトを行っており、これがHuaweiのコアルータ収益を大きく押し上げている」と指摘している。さらに同氏は、「JuniperはNo.2の座から追いやられたが、同社のコアルータ収益の伸びは前年同期比約10%増と力強い四半期を記録しており、同社のPTXシリーズがこの成長を牽引している。PTXの3Tb/sスロットでフルレイヤ3ラインカードの最近の販売は、Tシリーズコアルータとの機能的同等性達成に寄与しており、PTXはT4000の後継として固まってきている」と付け加えている。