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VTTとPhoeniX Software、シリコンフォトニクス開発用デザインキット

September, 7, 2016, Espoo--VTTとPhoeniX Softwareは、世界中のシリコンフォトニクス開発者をサポートするプロセスデザインキット(PDK)を発表した。
 EUが財政支援するACTPHASTプロジェクトにサポートされ、フィンランドVTT技術研究センタとPhoeniX Softwareは、今日最もホットなR&Dトピックの1つ、シリコンフォトニクスの開発をサポートする広範囲の改良版プロセスデザインキット(PDK)を開発した。新しいPDKは、デザインルール、コンポーネント例とシミュレーションモデルをドキュメント形式、PhoeniX Softwareソリューションのソフトウエアライブラリとしてで含んでいる。
 シリコンフォトニクスは、世界中で集中的に開発が行われている。目的は、データセンタにおける高速光通信やデジタル社会での他の重要インフラストラクチャを実現すること。もう1つの目的は、多くの健康、安全、セキュリティアプリケーション向けに安価な精密センサを製造すること。
 シリコンフォトニクスR&Dのパイオニア、VTTは現在、世界中の研究者と製品開発者に「Thick-SOI」技術を提供している。特注のR&Dや製造サービス契約に加えて、VTTはフィンランドMicronovaクリーンルームファシリティのマルチプロジェクトウエファ(MPW)稼働により費用共同負担R&Dを提供している。MPW稼働は、3µm厚SOI(silicon-on-insulator)導波路をベースにしており、高密度集積、低損失、偏向無依存動作という独自の組み合わせを提供している。標準シングルモードファイバ(SMF)との低損失結合用にVTTは、12µm SOIウエハ上に導波路とスポットサイズコンバータ(SSC)を開発している。
 世界中の研究者や製品開発者サポートに向けてVTTとPhoeniX Softwareは協力して3µm SOIプラットフォーム用に包括的なPDKを開発した。これは、EUの支援を受けてACTPHASTプロジェクトで行われた。