August, 30, 2016, Magarpatta--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)の調査レポート「分光測定IRディテクタ市場」によると、市場全体は2016-2022年にCAGR 6.9%で成長し、2022年には2億2450万ドルに達する見込みである。
一方、IRディテクタの出荷数量は2016-2022年の予測期間にCAGR 7.7%で伸びる。IR分光測定用IRディテクタ市場の成長を後押しする主因は、新しいIRディテクタモジュールによる置き換えにともなうIR分光装置のアップグレード、様々な産業におけるIR分光装置の出荷増である。
ベンチトップIR分光装置セグメントが2015年のIRディテクタ市場で最大
ベンチトップIR分光装置セグメントは、2015年のIRディテクタ市場で最大シェアを獲得した。一方、ポータブルIR分光装置用市場は、2016-2022年の期間に著しい成長率が予測されている。現在のシナリオでは、ベンチトップIR分光装置は、薬学、生物学、化学、食品&飲料など、多くの産業で重要な役割を果たしている。ベンチトップとポータブルIR分光装置の出荷増がIRディテクタ市場の成長を促進している。
中赤外ディテクタは、IRディテクタ市場で重要な役割を果たす
IR分光装置用のIRディテクタ市場は、スペクトル感度に基づいて、NIR、mid-IR、遠赤外(Far IR)に分けられる。これら全ての中で、mid-IRが予測期間中最大市場シェアを維持すると予測されている。これは、研究と産業分野でmid-IR分光装置のアプリケーションが幅広く存在するためである。それとともに、NIR分光計の市場は予測期間において著しい成長が予測されている。これは、近い将来NIRディテクタの成長を後押しすることになる。
予測期間ではAPAC地域が大きく成長
APAC市場は、近い将来にIR分光装置用IRディテクタの著しい成長が予測されている。成長を後押しする要因としては、同地域に多数のIRディテクタおよびIR分光装置の製造メーカーが存在することが挙げられる。例えば、2016年4月、浜松ホトニクスは、2017年2月までに光半導体工場の新設すると発表している。同様に、Thermo Fisher Scientific Inc(US)は、Labindia Instruments Pvt. Ltd.(インド)と代理店契約を締結した。