June, 29, 2016, Washington--全米フォトニクス・イニシアティブ(NPI) 高出力レーザ(HPL)タスクフォースのメンバーは、米国の防衛作戦を改善し、製造拠点を取り戻すように提言した。HPLは、防衛コントラクタ、商用レーザ会社、学会で構成されている。
ワシントンで開催された指向性エネルギーサミットと関連付けて発表された提言は、高出力レーザの米国製造をまとめる、指向性エネルギープログラムオフィス設立を求めている。
「高出力レーザの量産は、先端的製造であり、技術の進歩を促進し、一段とコストを下げて利用を増やす上でも重要である」とSPIEのCEO、NPI HPLタスクフォースコチェア、Eugene Arthurs氏は語っている。
また、NPI HPLタスクフォースコチェア、nLIGHTのCEO、Scott Keeney氏は、「米国は、ハイパワーレーザの製造では世界的リーダーであるが、米国の産業基盤は、その競争優位性を失いつつある。指向性エネルギープログラムオフィスへの投資は、協調戦略を支えることになる」と話している。
オプティクスとフォトニクス、光の科学と応用は軍で使用される多くの高性能システムの重要部分であり、これには高出力レーザ兵器も含まれる。ハイパワー固体レーザを使う指向性エネルギー兵器は、超高精度標的、低い利用コスト、無限の弾倉を提供する。状況によっては、レーザ兵器は、新種の脅威に対抗する唯一の実用的な方法である。
「オプティクスとフォトニクスが可能にした技術によって現在、米国の軍隊はその任務をより安全に効率的に達成するために必要なツールを獲得している。基礎科学技術飛躍的な進歩を必要としていた以前のレーザアプリケーションとは異なり、多くの指向性エネルギーアプリケーションに必要となる高出力レーザ技術は、今では大きな打撃を与えることができるようになっている。NPI HPLタスクフォースは、政府や業界パートナーと協働して、この最先端の技術を調整し、導入するために指向性エネルギー計画局を展開していく」NPIステアリング委員会チェア、Alan Willnerはコメントしている。
HPLタスクフォース設立と提言作成のためにNPIは指向性エネルギープロフェッショナルソサイエティ(DEPS)と提携した。