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赤外分光を改善するチューナブルレーザを開発

June, 14, 2016, Potsdam--国土安全保障省(Department of Homeland Security)の支援を受けて、ノースウエスタン大学工学部(Northwestern Engineering)、Manijeh Razeghiの研究室は、新しい画期的な広帯域チューナブル赤外レーザを開発した。このレーザは、主に薬剤や爆発物の検出に用いられる。
 堅牢な全固体レーザは、素早いチューニングにより、赤外センシングを通じてほとんどの分子特性が吸収、特定される重要な「フィンガープリント」領域をカバーする波長帯で発振する。実験では、このレーザはガスに固有の特殊フィンガープリントを捕らえる能力があることが実証された。
 「システム全体の唯一の可動部分はレーザ冷却用のファンである。この点は、チューニングに機械的な部品を必要とする既存システムに対して優位性があり、際立つ安定性を示せると考えている」と電気工学・コンピュータサイエンス教授Manijeh Razeghiはコメントしている。
 分光システムへの組込に必要なレーザドライバエレクトロニクス、チューニングソフトウエアのすべてを含むシステムにレーザは実装されている。レーザは、遠隔検出に適した直径3㎜以下の安定した単一開口スポットを形成し、波長当たり1ms以下の安定性でリニアまたはランダムスキャニングが可能である。