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ニュースケール、世界最小の商用ヘクサポッドを開発

April, 20, 2016, NY--ニュースケール(NewScale Technologies)は、フェーズ1 スモールビジネス・イノベーションリサーチ(SBIR)助成金を得て、世界最小の商用ヘクサポッドを開発している。
 国立衛生研究所の国立眼病研究所からの助成金が、超微細手術システムで手の震えをキャンセルするための、臨床適合、6自由度(6-DOF)ハンドヘルドマイクロマニピュレータの開発資金になっている。
 プロトタイプマイクロマニピュレータは、カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)のロボット工学研究所とニュースケールが共同開発した。それは、直径25㎜以下で、ハンドヘルド機器で十分に使える最初のヘクサポッド、Gough-Stewartプラットフォームだった。
 ニュースケールは、改良版ヘクサポッドシステムの開発にSBIR助成金を利用する。これはプロトタイプと同サイズであるが、商用化に備えた臨床適合製品を目指している。明確な目標として、動的パフォーマンスの改良、精度向上、局所フィードバックと動作制御用マイクロコントローラ集積が含まれる。さらに、ニュースケールは、MEMS慣性センサ、オンボードバッテリ、無線通信を搭載した将来のワイヤレス機器の実現可能性も評価する。
 ヘクサポッドシステムは、3つの圧電SQUIGGLEマイクロモータ、微小ベアリングアセンブリ、モーターマウント、フレクシャ、スプリングプリロードおよび微小駆動エレクトロニクスを搭載する。
 このハンドヘルド手術用具では、CMUアルゴリズムによってヘクサポッドシステムがそれ自体の動作を追跡し、不要な動作成分をフィルタリングし、振動振幅を減らすためにツール先端を同じ動作と反対の動作で曲げることができるようにする。
 前例のない小型サイズとサブミクロンの精度をもつ微小ヘクサポッドの商用バージョンは、超微細手術以外でも用途がある。アプリケーションには、MEMSやフォトニックアクセサリのテストおよび製造向けのロボット先端エフェクタ、コリメートされたファイバやアセンブリの位置決めやアライメントが含まれる。
 マイクロヘクサポッド位置決めは、ニュースケールのM3「micro-mechatronic module」開発プログラムに基づいており、これは最小、最高分解能、最高の再現性を持つクローズドループ位置決めソリューションを可能にするプログラム。個々のM3スマートモジュールは、ニュースケールの特許、独自のSQUIGGLE、UTAF圧電モータ、駆動エレクトロニクス、位置センサ、マイクロメカニカルガイドおよび制御技術を統合している。この「オールインワン」スマートモジュールは、内蔵プロセッサと直接プラグ&プレイし、最小のトータルコストで最速のTime to Marketを提供する。