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テレヘルスサービス利用者が2018年には700万人に

January, 21, 2014, Englewood--IHSテクノロジーのレポートによると、テレヘルスサービスを利用する世界の患者数は、2013年に35万人足らずだったが、2018年には約700万人に増加する。
さらに同レポートによると、テレヘルスサービス売り上げは、2013年の4億4060万ドルから、2018年には45億ドルにふくらむ。成長の促進剤となるのは、モバイルヘルスハブの導入、予想されるウエアラブル技術の拡大。
「老齢人口と慢性的な病の増加による支出増大の中で、ヘルスケア業界は事業のやり方を変えなければならない。テレヘルスは、このような課題に対する魅力的なソリューションであり、ヘルスケア支出全体を削減しながらケアの品質も向上する」とIHSのアナリスト、Roeen Roashan氏は説明している。
同レポートは、世界の遠隔医療市場は2018年までCAGR 18.5%で成長すると予測している。
スタンフォード大学医学生、Akhilesh Pathipati氏は、遠隔医療は次世代の医者にとって「当然のものである」とコメントしている。「現在、医学教育を受けている学生は、高校からスマートフォンやスカイプを使い始めている。同じことが患者にも言える場合が多い。遠隔医療は、通信技術に対する親密さを、有益な医者と患者関係に置き換えることができる」と同氏は話している。