April, 4, 2016, Belfast--電気駆動無線アンテナが光周波数にも適用できることを国際研究グループが初めて実証した。研究チームは、電気と光通信のギャップの橋渡しにおいて、今回の研究成果が超高解像度ディスプレイ、高速で小型、高効率のコンピュータチップの到来の兆しとなると考えている。
ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルク(University of Wurzburg)のBert Hecht教授によると、必要な測定装置は2つで、両方ともAndorにあった。「iXon 897カメラ選択では、非常に高速、高感度EMCCDを入手。高繰り返しレート10Hzで画像やナノアンテナ電界発光のスペクトルが得れる。これは、各電流-電圧値を放出フォトンの数と関連付けられることを意味する。また、低線数グレーティングとグレーティングトレントにおけるミラーを兼ね備えた分光計を必要としていた。目的は、シングルショットあたりで幅広いスペクトル範囲をカバーし、サンプルを正確に位置づけ、フーリエ画像放射パタンを効率的に得るためである。すでに、Shamrock 303i分光計を所有しており、そのアップグレードは簡単でコスト効果が高いことが分かった。
さらに、新しいiXon カメラは現行のLabVIEWソフトウエアとのインタフェースが容易であり、非常に広い範囲で白色スペクトルを自動的に取得するステップ&グルー機能を高く評価している。我々の場合、400~11000nmのスペクトルを捉える必要があった」とコメントしている。
このデモンストレーションへのコメントで、Oxford Instruments社の子会社、Andor Technologyの製品マネージャ、Antoine Varagnat氏は、「ナノスケールの光領域の操作と評価、それにそのような小さな堆積で光を作り検出することは、コンピューティングやイメージングにとって大きなブレイクスルーである。アプリケーションは、シングルフォトン光源で電気-光通信から、近接場光学顕微鏡までの範囲となり、両方とも現代社会にとっと限りなく重要である」と話している。