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フラットパネルディスプレイ販売額、2012年以来最低水準

March, 10, 2016, Englewood--世界のフラットパネルディスプレイ(FPD)市場の売上額は、2016年には前年比6%減で1200億ドルと予測されている。
 IHSによると、販売額はしばらく前から下降していたが、今年は2012年以来最低水準となる見込みである。
 「業界は、2016年ブラジルの夏のオリンピックがパネル需要に拍車をかけるかどうか疑い始めた、ブラジルの国内状況と経済が悪化しているからである」とIHSテクノロジーの大型ディスプレイ調査ディレクタ、Ricky Park氏はコメントしている。「石油価格の長期的下落、その結果としての産油国の経済悪化、それらが新興市場の経済低迷と相俟って、ディスプレイ需要への悪影響が続いている。また、中国の国内経済低迷についての懸念、昨年始まったパネル価格の急落も市場の成長を阻んでいる」。
 パネルの供給過剰状況により、パネル価格は、2008年以来、2015年下半期は最も急激に落ち込んだ。2015年12月、例えば、オープンセル32インチLCDsの平均価格は、前年から約41%下落した。
 IHSの「ディスプレイ長期需要予測トラッカー」によると、大型超高精細(UHD)および8Kパネルに対する需要が強くなると、平均販売価格の下落が緩やかになる。世界経済が期待通りに改善されれば、世界のディスプレイ需要全体も2016年以降は回復する。さらに、大型TVパネル需要が増加するにともない、FPD出荷は、2015-2020年にCAGR 5%で成長すると予測されている。